『かぐや姫の物語』みてきました。
6分 ジブリ かぐや姫 プロローグ 〜序章〜 11/23より公開 Studio Ghibli "Kaguya ...
「線」をすごく大事にした作品なんだろうと予告を観て感じていましたが、まさに。
日本の漫画、動画の原点に立ち返る、ある意味挑戦のような映画です。
鳥獣人物戯画
私達が幼いころからふれていた「かぐや姫」の話にほぼ忠実ながら、なぜ登場人物がそのような境遇で、そのような行動をしたかをしっかりと描きこんでいます。
かぐや姫の赤ん坊の頃の動き、その時の翁が姫を愛でる様子、木地師の生活、二階堂和美さんの歌声など注目する点はたくさんありますが、この映画で私の一番の感想はこうです。
「高畑監督は良心の人だ。」
もちろんお会いしたことはないですが。監督の気持ちはストレートに伝わってきました。
この映画は「人生は辛く、悲しく、すばらしい。」というのを伝えようとしているんです。生きていく、ということ。
それは私にとって、人間の最高の良心(このニュアンス伝わるでしょうか?)だと思うのですよね…。子どもや孫に伝えるべき一番のこと、というか。
アニメーションをたくさん観るなかで、チェコや東欧のじと~(褒め言葉です)っとした表現がツボな私ですが、こうゆう日本の凛とした美しさは胸がすぅーっとします。
かぐや姫の物語、良作でした。
彩のある人生を送りたいです。
ちなみに今『風の谷のナウシカ』をテレビで放映していますね。
何度も何度もみた映画ですが、それをまた観ながら今書いてます。
そして。
フレデリック・バックさんが亡くなったと先日ニュースで知りました。
ご冥福をお祈りします。