卵の中の博物館

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愛と哀しみの・・・ボレロ。

やっと観ました、『愛と哀しみのボレロ』(Les Uns et les Autres)を!

愛と哀しみのボレロ [DVD]

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 これ、実は学生のとき授業で一場面を観て以来ずっと気になっていたのです…。

あ、あれから10年か…。

 


Last scene of Les uns et les autres (1980) - le ... 

 

 

この映画、よかったです。

ひさしぶりに「観てよかった〜!」って思えた作品でした。

 

学生のとき観たのはジョルジュ・ドンが最後にボレロを踊るシーンのみだったので、このダンスとボレロの曲がすごく印象に残っていたんです。

だからストーリーはそんなに興味がないというか、まったく期待せず観たのですが…。

私が間違っていましたー!!

 

愛と哀しみのボレロ』(あいとかなしみのボレロLes Uns et les Autres)は、クロード・ルルーシュ監督による1981年公開のフランス映画

1930年代から1960年代にわたり、パリニューヨークモスクワベルリンを中心とするフランスアメリカロシアドイツにおいて交錯する、2世代4つの家族の人生を描く。この2世代4つの家族は、序盤では互いに散発的に交錯するだけなのであるが、クライマックスシーンの、フランスのチャリティ公演で一同に終結する。

wikipedia引用

 

原題はフランス語の『Les Uns et les Autres』で、訳すと「一方は…、他方は…」とか、「それぞれの…」という意味らしいです。

この原題の指し示すように、幾人の人生を綴った映画です。

 

ちょうど戦前、戦中、戦後の時期なんですよね。

子供を戦争で失い嘆き悲しむ家族もいれば、隣の家では夫の戦争からの帰還を祝っている家族がいる。

一人の人物の幸せなときもあれば不幸なときもある。

それが人生だ。人生ばんざーい!

 

というメッセージを私は受け取りました。

いや、ばんざーい!とまではいかないかもしれないけど(笑)、ラストシーンのジョルジュ・ドンのあの力強い踊りを観ると、肯定的に捉えれました。

 

3時間もの長編(263分の完全版も存在するらしい・・・)でしたが、全く気にならなかったのも驚きです。

でも今だから真剣に人の人生を眺めれるのであって、ハタチそこそこでこの映画を観てたら、うつらうつら…してしまったかもしれません。

それゆえ、年を取ってよかったな〜♪ と思ったのでした。

 

 好きな映画が増えました!

 

 

 

覚え書き: また観返すときは、あちらの歴史背景を勉強してからに!